ご挨拶

このたび発起人14名の賛同を頂き三原市久井町に特定非営利活動法人宇根山(NPO宇根山)を設立致しました。まず宇根山の地理をご説明致します。標高699Mで備南では一番高ところに位地しております。三原市久井町・尾道市御調町・世羅郡世羅町が宇根山の山々の恩恵を共有している山であります。東は四国山脈、西は竹原湾 北は大山、南は広島空港が見え、又頂上に弘法大師修行像(5.5m)が建造して居ります。

又、五局テレビの電波塔、三原市防災用無線塔、国の管轄防災用無線塔、中国放送FM電波塔があり皆様方の安全を御守り致しております。その麓には国立記念指定の岩海、野間川ダム、旅行村キャンプ場、天文台等この宇根山には重宝な観光設備と素晴らしい自然環境が存在致しております。その山々が雑木に覆われ松くい虫により倒木しております。山の性質、山の力が機能していない状態でもあります。植林によって20数年経過した山々は、間伐、枝打ちを整備しないため太陽の光も入らない密林状態であります。そのため腐葉土が堆積し地下水が激減しております。地下水を増やすには山林や田畑などの涵養(かんよう)が必要であります。安全な森林の機能の衰えを基に戻すことは数十年の日々を要します。今まさに行動を興さなければいけない状態でもあります。間伐によって太陽光を取り込むことで山の保水力が高まると云うことでもあります。大きく育つ土壌環境を作る。そのために適度に雨や湿度があり、太陽光も注ぎ風通しも良いことが大切です。緑や自然との触れ合いは、未来に向かう子供達の豊かな心を育み、人々に安らぎを与えます。

中山間地域集落は、人々の高齢者と後継者不足から耕作放棄が増えています。この耕作放棄土地(休耕)を利用して山を伐採した場所に植える苗木を育て行く事を取り組で参ります。

広島大学名誉教授中越信和氏が述べておられます。

今や、日本の山里は荒廃しつつある。森林は放置すれば発達するが、生活の場では、そうはゆかない、それ故、ため池を造り灌漑設備を充実させてきた。地下水の涵養派は管理されて雨水が土に浸透しやすい里山状態を地域が維持してきたからだ。ところが1970年(昭和49年)ごろから里山アカマツ林が松くい虫の被害に遭い里山は放置された。少ない雨水は、厚い落葉層に阻まれ空中へ蒸発し地下に浸透しにくい。地下水の源は宇根山にあると。放置林内の枯れ木や阻害樹木の除去大切である。

山の手入れが、保水力のある山をつくり、地下水を確保し力のある水が増えていきその周辺の環境保全に取り組むことを理念とし、平成29年7月21日に特定非営利活動法人宇根山を設立しました。そして様々な活動を手掛けていくために寄付金を募ることとなりました。その趣旨に御理解を頂きます様お願い申し上げます。

一般会員 1口\3,000円 1口以上でも可能です。

お申し込みは、会員募集ページからお願いいたします。
FAX、郵送をご希望の方は、申込用紙をダウンロードしてご記入の上、下記までお送りください。

〒722−1303 広島県三原市久井町下津1173番地2
特定非営利活動法人 宇根山 事務局宛

FAX 0847−32−7153

振込先にご入金いただき入金確認をもって一連の手続きは終了致します。
その後、事務局より領収書を郵送致します。